おはようございます。かきんです。
今回はPCソフト Close to the Sunをクリアしたのでクリア後の評価と良かった・悪かった点です。
以下でネタバレを避けて評価と良かった・悪かった点を書いています。
Close to the Sunの購入を検討されている方は是非この記事を参考にしてみてください。
ストーリー
「現在は彼らのもので、未来は私のもの」– 二コラ・テスラ
1897年。ヘリオス号は公海の真っただ中で停止していた。暗い雲が空を覆い、荒波が船体を打ちつける。精緻を極めた巨大な金の彫像が見る者を圧倒する。
二コラ・テスラの構想によって製造されたヘリオス号は、エリート科学者たちにとって安息の場所だった。国家による制約や社会の目から解放され、自由に研究を行えるユートピアである。何を研究してもどれだけ時間をかけても誰にも文句を言われない。
ジャーナリストのローズ・アーチャーがヘリオスに乗船したのは妹のアダを探すためだった。だがすぐに何かがおかしいことに気づく。メインホールが空なのだ。腐敗した肉の臭いが鼻を突く。まったくの静寂。入り口に書かれたひとつの言葉は…隔離!
所要時間と評価
筆者の場合はクリアに約4時間かかりました。
3時間以内にクリアの実績があることから平均は約3-4時間でクリアできると思われます。
評価
グラフィックや世界観は素晴らしいですが、操作の不便さと視認性の悪さが目立ちます。
値段を考えると十分に満足できる作品ではあります。
良かった点
1,グラフィックと世界観
世界観の話からします。
まずエリート科学者が集う、ニコラ・テスラの構想で建造された「ヘリオス号」という設定が良いです。
艦内では金で装飾された未来的な機材と、煌びやかな装飾が多く見られ、最初に最先端という印象を受けます。
しかし、探索の中で見られるキャラクターの服や落ちている写真・文書からは1世代前の印象を受けます。
この2つの矛盾が本作の独特な世界観を形成していると感じました。
ヘリオス号というとびきりのSF要素を舞台に古臭い要素を組み込み、私たちが生きている世界と全く異なる世界だという印象を持つことで、艦内で起きる意味不明な出来事も何となく納得できます。
以降起きる出来事に違和感を覚えにくくさせるこの世界観はとても素晴らしいです。
本作ではアンリアルエンジン4を使用していることもあり、グラフィックも素晴らしいです。
フロアによって損壊の具合が異なるので、毎回違う景色が見られるのは純粋に楽しかったです。
特にこの像がお気に入りです。
ゲーム内でこのような芸術作品を見られると自分の芸術性のLvが上がる気がして筆者は嬉しいです。
2,びっくり箱要素
本作ではたまにびっくり箱のようなホラー要素があります。
この部分は評価が分かれそうですが筆者は良かったと思います。
びっくり箱要素があったおかげで緊張感を持って探索を行うことができます。
単調になりやすい探索にとっては良いアクセントでした。
びっくり箱の頻度がちょうど良く、物語の最初はかなりの頻度でびっくり箱がありますが後半は少なくなっています。
これによって最後まで緊張感を持たせつつ、しつこすぎない塩梅に収まっているなと感じました。
3,程よい謎解き要素
本作ではボタン操作や記号合わせ等、謎解き要素が多く見られます。
この謎解きの難易度がまぁちょうどいいです。
基本的に付近にヒントがあるので、答えが分からなくて先に進めないことはほぼ無いです。
2,びっくり箱要素と同じく、この謎解きも単調になりやすい探索要素の良いアクセントです。
細かい達成感を得ることで先に進める意欲も湧かせる素晴らしい要素だと感じました。
悪かった点
1,操作性
具体的には調べるアイコンの反応の悪さが気になりました。
対象にかなり近づいて画面の中央やや下に捉えないと反応せず、走って逃げるパートでは上手く反応しないことも多く不便でした。
また移動速度も遅く、常にシフトキーを押しっぱなしなので小指が疲れます。
設定でホールド/トグルの切り替えが無いのでここも不満でした。
2,視認性
基本的に暗いです。
ホラーゲームなのでしょうがない部分もありますが、明るさを最大まで上げても見えない部分が多いです。
これに合わせて細い道が非常に見辛く、かなり不便でした。
3,翻訳が甘い
文書とセリフの翻訳が甘いです。
特にセリフは翻訳すらされていない部分がたまにあります。
一応意味は分かるのでそこまで重要では無いですが、急に甘い部分を見せられるとゲーム体験の阻害になりかねない感じはします。
以上がClose to the Sun クリア後の評価と良かった・悪かった点になります。
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